2019年、お世話になりました。
自分としても入院していた7月以降の印象が強いんですが、上半期も負けず劣らず濃厚で、今年はとにかく流れのままに揺蕩っていたように思います。国内放浪はもとより、ネパールへも台湾へも行って、やりたいことやり尽くしてからとっ捕まったんですけど、自分に死がチラついたときも「まぁやりたいこと全部やったしなぁ」と思えたし、やはり世間がどうこうじゃなく自分が後悔しない生き方を貫くのがいいのだと感じました。
「独り生まれ、独り死し、独り去り、独り来たる」という仏陀の言葉があります。生まれてきたときも独り、死んでいくときも独り、来たときも独りなら、去るときも独りである。病気を経て、自分の人生を誰かに何とかしてもらおうとは微塵も思わなくなりました。独り死ぬので、独り死ぬまではとにかく生きようと思います。そしてなるべくなら、自分の生きることが利他に繋がっていくような生きかたを。
この頃は描く絵も変わってきたと感じます。曼荼羅、仏画、ますます精進いたします。良いお年を。