わたしの好きな漫画に、【サプリ】という働く女性たちをリアルに描いた作品があるのですが、
その中で 「 25過ぎたら赤ずきんちゃんも食べられるためにワナをはる 」というセリフが出てきます。
(赤ずきんちゃん、どんな結末だったっけ… )
この漫画には他にも 「それ、分からんでもないな」とアラサー独身女性を刺激するセリフがよく登場します。
さらにその進化系に思えたのが、最近婚活をしている友人が放った一言。
「彼はわたしのどストライク だけど、わたしは恋愛したいわけじゃないの。穏やかな結婚がしたい。彼とは苦労すると思う、だから彼にはいかない」
このように、感情的な生き物と言われる女性が、人生の分かれ道にとびきり理性的なジャッジをすることがあります。感情の第一希望を選ばない、そんなの10代の女の子ではきっとあり得ないことです。
わたしの未来はこうありたい、だからあなたとはごめんなさい。そうやって、自分の幸せのために覚悟を決めた女性の強さはカッコいい。逆に「どうしようもないダメ男だけど、彼と添い遂げることに決めた。それがわたしの幸せだから」というのも、また然り。幸せは自分で決めることができる。
25才以降の 女性って、本当に色んな意味で人生面白くなってくると思うんです。若さという武器を使わなくなってからが、物語の始まりかもしれない。
あなたがどんな赤ずきんちゃんでも、大丈夫。オオカミの数は35億。
わたしはきっと、お使いを果たさず森でたぬきと遊んで帰ってくるような赤ずきんちゃん。お見舞い用のりんごも途中で食べるわ、母親には「おばあさんは家にいなかった」と報告するわ、あまり物語としては成立しないかもしれません。ついには、40過ぎたら、狩りに出だすかも。
そう、わたしたちは自由なのだ。