いつものことなのだが、ひとりでいると食べることに興味がなくなってしまう。胃袋に入ればなんでもいいや、とまで思う。
昨夜食べたのは、ちくわ3本とプチトマト1パック。豆腐とヨーグルトだけを食べまくる日もあって、大体がバランスを欠いたトンチンカンな食事になる。料理は好きだが、自分のためにという発想がないのだった。だから居候や共同生活が好きなのかもしれない。
ご近所に仲良しのボーイが住んでいる。
年下だけど、男前だし優しいし、なにより料理上手。一昨日もおかずセットをおすそ分けしてくれた。加えて「米ありますか?おにぎり握りましょうか」というひと言まで添えやがる。正気かこの野郎(震)。野菜をくれることもあるし、引越ししてきたときには「もう使わないんで」って電子レンジもくれた。菩薩の化身か何かか?と思って仏教の話をぶつけたこともあるが、その正体は分からずじまいだった。
そしてある日ふと、気付いた。彼はもしかして、この地区の民生委員なんじゃないか?
孤独死しないよう、定期的に連絡をくれ、食べ物を届け、話を聞く。
地域住民(わたし)の生活状況を把握し、必要に応じて援助を行う。
やっぱり。そうなんじゃないの?
民生委員の 任期は3年だと聞く。彼は今何年目なのだろう。不安がよぎる。再任させなくては(今後のおかずが)心配だ。
そして奇しくも明日(5/12)は 「民生委員・児童委員の日」 らしい。
心底どうでもいい。
(孤独死を防ぐ)民生ボーイと(食生活)狂わせガール。この福岡の片隅で。
あ、タッパー返そう。
※後日、本人に確認したところ民生委員ではありませんでした。