今日、検査入院から退院した。
内容は割愛するけれど、今回のはとんでもない検査だった。あまりの激痛に両目からは大粒の涙が溢れ、手足は恐怖のため硬直し、その一方で脳内では白昼夢という名の防御機能による、美しきヒマラヤ山脈の映像が流れていた。
朦朧とする意識(ヒマラヤ)の中で、「よく頑張りましたね」と看護士さんの検査終了の合図を聞く。お、終わった…このままではヒマラヤを越え天空の世界に旅立つところだった。だが絞り出すように発した「はい」に被せるかのごとく、「あ…すみません、うまく組織がとれなかったみたいで、もう一度お願いします」という言葉が返ってきた。わたしはそのまま天空の世界へ旅立った。
連休明け、またいくつかの検査がある。宮崎へ戻ってすんなり入院といかなかったのは、腫瘍の場所が肺ではなく縦隔ではないかという疑いが出てきたからだ。縦隔、なかなか物騒なエリアである。あなおそろしや。医療費に関しても、検査のたびに何人かの諭吉が消えていくのでなかなかのホラーである。
入院するのは来週以降となりそうなので、この連休は静かに過ごさせていただくとします。
色んな方から「いまどういう状況?」「なんでそんなことになったの?」とご連絡を頂きますが、すべて個別にご回答するのは難しく、なんでそうなったかはわたしにもよく分かりませんので笑、ブログやInstagram、あとは空模様かなにかで察していただけるとありがたいです。
特にブログは、お伝えしたいことをお伝えする場でありたいと思っています。だからあくまでも「小粥」として更新してゆきます。いつもお読みいただき、ありがとうございます。