2020年も大変お世話になりました。
1月の悪性リンパ腫寛解に始まり、2014年から毎年欠かさなかったネパールへの渡航の断念、別府へ移住したこと。疫病の流行がなければ、どんな一年だったんでしょう。
Instagramで仏教漫画を描き始めたことで、今年は毎日仏教のことを考えていました。本を読んだり、調べたり。先日ふと、「この世に起こること、苦しみや悲しみの心への解決は、仏教の中に答えが用意されている。なぜこういうことが起こったのか、ではこれからどう生きるべきなのか。そういう"誰も教えてくれないこと"をひとつひとつ洩らさず、あらゆる方法で救いとる!と宣言されたのが、心への向き合い方の実践、仏教なのだ」ということに思い至りました。わたしは心の根本でよく怒っています(人に怒りをぶつけたり、争うことは嫌いですが)。幸運にもわたしは芸術をやる人間なので、怒りを覚えた分だけポジティブなものに昇華してこの世に表現・発信していくべきだと考えているし、これからも人を楽しませ和ませるものを生み出せたらと思っています。
今年もたくさん、未来へ向けて種を蒔いたと思います。いいことも悪いことも、みな己が蒔いた因果の種です。来年はより多く、誰かの喜びの種を蒔いてゆけたらと思います。それでは、良いお年を。