御礼(鳥取) / by co cayu

無事終わりました。鳥取、光澤寺さまでの壁画制作と小粥展。外壁に絵を描くのは初めてのことで、晴れたら焼かれ、雨に濡れされ風に煽られ、日に三度、光澤寺のニャンコに謁見させていただきながら極楽浄土を描きました。

仏説阿弥陀経というお経のなかで説かれる極楽浄土の様相を知ると、死ぬということがただすべてを奪われ、真っ暗な孤独の闇に堕ちて消えてしまうようなものではないのだ、と思えるかもしれません。一切の苦しみがなく、四色の蓮の花が咲き誇る美しい池を持ち、光り輝く清浄な死後世界がある。もしかしたら自分も極楽浄土に行くのかな、ということを、あなたの命の御守りのように持っていてほしい。それがこの壁画に込めた願いでもあります。

信頼して、作品には一切口を出さず毎回わたくしの自由に描かせてくださる光澤寺の宗元住職と、万全のサポートにて制作期間を支えてくださる坊守さんには心からの感謝を申し上げます。また、小粥展にてスタッフとして会場を運営してくださったり、わたくしの代わりに作品をガイドしてくださった方がいてこその展示です。そしてご来場のみなさま、本当にありがとうございました。来るたびに愛が深まる鳥取。

※蒜山・福王寺の小谷御住職が制作風景を撮影してくださいました。感謝です。南無!