入院して丸4ヶ月。夏も秋もなんとなく過ぎていった。治療経過は良好で、来月中には退院出来る見込みである。我ながら不死鳥っぷりがすごい。そこから通院治療になるか治療完了となる。兎も角、娑婆に放たれるといった寸法である。
さて、来年の予定。2月には鳥取の光澤寺で仏教リトリート第2弾をやることが決まった。そのあとはネパールへ行って仏画修行。4、5月は四国遍路をする(閏年には遍路をすると決めているのだ)。おいおい、そんなにいきなり動かないほうが、という声も聞こえそうだけど、「止めても行くでしょ」と意見を一致させるうちの家族と主治医の許可が何よりの免罪符である。レッツゴーじゃい!
そういえばこないだ、病院のエレベーターに乗っていると小さな女の子がわたしを指差して「ねぇ、ママ見て、あたま」と笑った。その子の母親は「だめよ!」と言ってそそくさとエレベーターを降りていったのだけど、ああ、娑婆に出たらこういうことがたくさんあるだろうなぁと思った。子どもに「だめよ」と言うからには何が、何故「だめよ」なのかということまで説明して欲しいと思う。わたしは聖人でもなんでもないのでシンプルにムカついているし、今度エレベーターで鉢合わせしたら待合室のベンチに一旦座らせてわたしの病について昏々と説明するから覚えとけよ、ぐらい思っている。
優しい世の中になぁれ。