最近のこと。こちら抗ガン剤キメつつ穏やかに過ごしています。一時退院の時に買っておいた無印良品の白桃グリーンティーがなかなかいい仕事をしてくれていて、その柔らかな桃の香りにもれなく力が抜けてゆきます。もう一杯飲もうかな。
さて、毎年自分の誕生日には孤独をプレゼントしているんですが(ドM)、来年はおそらく四国遍路中だと思うので離島で過ごすのもいいな、と考えています。徳島県海部郡に出羽島という小さな島があって、遍路道から大きく外れることもない上、牟岐港から定期船で15分で行けます。島の周囲は4キロほど。車はなく、荷物の運搬には手押し車を使うようです。
前回の遍路中、どこに泊まろうかな〜とのんびり宿を探していたところ、たまたま出羽島にあるゲストハウス情報を得たのですぐ予約し、定期船に間に合うため薬王寺から牟岐港までの約17Kmをまあまあダッシュした記憶があります。あれ本当疲れたな。
訪れた出羽島は美しくて素朴で、とても豊かな時間でした。波の音を聞きながら眠りにつき、朝日を眺めながら温かいスープを飲んだりして最高でした。まじでユートピア。みなさまも機会があればぜひ。
遍路中の宿って、当日予約でも大体押さえられることが多いです。その日の午前中〜昼ぐらいに移動距離を予測して、宿に電話する感じです。わたしは善根宿や寺の通夜堂に泊めてもらうことが多かったのでほとんど事前情報がなく、まさに「到着してからのお楽しみ」。濃いめの住職が待ち受けていたことも、崩壊寸前のプレハブ小屋でひとり夜を明かしたこともあります。次はどんな出会いがあるやら、楽しみです。