病気を公表してから色々な反応がある。まぁそれは分かっていたことで、なかには「つらい姿を見たくない」「公表しなくても良かったのでは」という声もある。そりゃこっちも抗ガン剤による脱毛の経過をネガティブな言葉を添えて日々アップするようなことはしないけど、わたしの性格的には「公表しない」という選択肢はなかった。黙って長期間治療するなんて、人生の楽しみを奪われるに等しい。
自分はこれまでと変わらずSNSというツールで、外界と繋がっていくつもりである。現実世界であれネット上であれ、大切なご縁というのは変わらないし、会った回数でも過ごした時間でもない。好きな人たちに対して、嘘偽りない自分でありたいという思いでここにいる。
それに、こちらからの発信を「無理してる」「強がってる」と受け取るのも自由だけど、わたしも強がってまで情報発信するほどサービス精神旺盛でないことはお伝えしておきたいと思う。面白いものを見つけたときは共有したいし、今自分が何に夢中で、どんなことをしてるかを聞いて欲しくて生きてきたような超絶末っ子人間だから、これまでもこれからもそれは変わらない。
SNSのいいところは、見たいもの、見たくないものを選べるところ。だからご自身でお選びください。自分の心を乱してまで、わたしの人生を憐れまないでください。あなたの人生とわたしの人生は別物だ。
何度でも言いますけど、治すことを前提として治療しています。自分のなかから生まれたものを、すべて丸ごと愛しますのだ。
投与4日目、無事終わりそうです。点滴パック、細胞さま、どうもありがとう。よく寝た、よく食べた、そしてよく笑いました。