「悲しいことはきっと
この先にもいっぱいあるわ」
作業中、ランダムに流していた音楽が、ふと宇多田ヒカルの『Stay Gold』を選んだ。
今日はまさか、という人の訃報が入った。ぼんやり、メッセージのやり取りを読み返す。「元気になったらまたラーメン食べに行こう」とガン治療中のわたしに激励を送ってくれた彼は、1年後、ガンになってこの世からいなくなった。
生きた分だけ、人の生き死にに立ち会う。悲しいことはきっと、この先にもいっぱいある。そして人間は必ず死ぬ。どうせなら、自らの情熱の炎に焼かれて死にたい。生ぬるく生きるのはごめんだ。