921 / by co cayu

昨年、別府に移住してからてれてれ続けていたバイトが終わりました。「本業のため2週間シフト入れません」とか頻繁に抜かすわたくしを尊重してくださり、本当に感謝しています。更にはバイトリーダーにもしてくださって(!)、持ち前の舌鋒の鋭さも遺憾なく発揮できました。辞める2日前になっても穏やかに締めくくろうともせず、「これおかしいんじゃないですか、本当によくないと思いますよ」とかなんとか独特な正義感を発揮していましたので、社員さんも最後の最後まで大変だったことでしょう(他人事)。

この世で出会ってしまったなら、もれなく愛を持って接したい。救えるなら全員救いたい。人の好き嫌いが激しいながらそう思います。でも、菩薩でもない人間のわたくしが人の迷いや苦しみをすべてを引き受けようと思うことすら大変烏滸がましく、実際に救済する力などもありません。幸せになるための智慧や真理に出会えたとしても、まずは自ら実践するしかないです。その代わり、経験はいつも自分の味方でいてくれます。

これまでのわたくしは本当に自分のことしか考えていなかったんですけども、34才になって大失恋をして、血液ガンになって、長く入院して、同じ病室で優しくしてくれた方が次々に鬼籍に入るのを眺めながら、わたくしはわたくしで、毛一本ない身体でいきなり娑婆世界に戻って、人生ってまじでドラマチックだなと思ったわけです。すべてが一瞬の出来事。

出会ったならば必ず別れがくるもので、さよならだけが人生。バイト先のみんながこのブログを読むことはないと思いながらも(教えてない)、それぞれの幸せを願っています。今夜も同じ月を見ましょう、またね!

バイト先からの眺め

バイト先からの眺め