改めて、小粥展にご来場いただき本当にありがとうございました。わざわざ足を運んでもらえて、実際に作品を観てもらえただけでもわたくしの願望は成就したのですが、今回は2017年にネパールで制作した『時輪マンダラ』『方位守護』をはじめ、多くの作品が嫁いでいきました。6年前に同じ会場で個展をした当時とは比べ物にならないほどの手応えと感謝を感じています。至らぬところの多いアーティストではありますが、これからも自分なりに一生懸命精進いたします。
個展が終わって、善照寺さまの曼荼羅の制作に入りました。すでに死にかけです、食べたら吐くし。これって人智を超越したものに手を伸ばそうとすると感じる緊張感なのかもしれませんが、その感覚もまた喜びですよね(変態)。孤独とプレッシャーがないと神仏や曼荼羅は描けないと思うから。ひとまず完成を楽しみにしていてください。
絵を描き続けてきてよかった。おかげでみなさんに会えました。そして何者でもなかった自分が「小粥」になれたなぁって。