自分の身の程に合わないんじゃないか、と感じるお仕事を頂いたとき、嬉しい反面畏れ多いし、身の程知らずで経験もない、でもそういう言い訳捏ねくりまわしているといつまでたっても次の門は開きませんで、お受けするからには器以上のものをお渡しできると言い切れないといけないと思います。特に仏画のご依頼などはご依頼主さんのうしろにおわします仏さまからのご依頼に違いありませんし、断る選択肢もないんですが、とはいえ、ずーっと緩やかな緊張に晒されて脳内物質出っぱなし。連日うまく眠れないし、夢には伊舎那天様や白狐の群れが出てきて落ち着きません。少なくとも「自分が」描くのだと思ったらうまくいかないでしょうが、ただこの身体を使って出てきていただく、と思えば少し気は楽になりますけれども。
さて伊予国を経由していきます。松山ただいま◎